【賛成? or 反対?】有事の際に送る千羽鶴論争について思う事を書いてみる

ネットニュース

先月ぐらいから本業が忙しく読書も資格試験の勉強も全くできてません。

読みたいなと思う本は購入しているんですが、積読状態になってます。

気分的にも、今はあんまり本を読みたいって感じではないので、気乗りしてくるまでのんびり待ってる感じですね。

資格試験の方は、モチベーションダダ下がりなので絶賛停滞中です。

という訳で、今回も気になったネットニュースをネタにしてみようかと思います。

私個人の考え中心なので、ハコフグさんはそんな風に考えるのかって感じで軽く読んでもらえればと思います。

それでは、本題へ。

今回取り上げる千羽鶴論争の概略

いつの頃からか自然災害などの有事の際に、有志で千羽鶴を被災地へ送る人が現れ始めました。

東日本大震災で広く知られるようになったようですが、被災地側の感想として「千羽鶴は送ってこられても困る」という事らしいです。

にも拘わらす、いまだに有事の際には千羽鶴を作って送ろうとする人が一定数いるようで、2022年4月の現在、年初より東欧で起こっている戦争の被害国に千羽鶴を送ろうという人が現れました。

実際には、被害国に送付するのではなく日本の大使館へ送るつもりだったようですが。

この千羽鶴のニュースに対して、ひろ〇きやダ〇ゴ、ホリ〇モンと言ったインフルエンザー(注1)連中が嚙みつきました。

  • 「無駄な行為をして、良い事をした気分になるのは恥ずかしい事である。」
  • 「日本人によくある善意押し付け行動」
  • 「いいひとぶりたい人のエゴでしかない」

彼らの主張の一部ですが、貰う側にメリットが無いものをわざわざ手間かけて作って渡すより、同じ手間をかけてお金作って送ってやれって事のようです。

まぁ正論ですね。

このインフルエンザー共の主張に対して千羽鶴肯定派は

  • 「千羽鶴を作ってる人が悲しむ」
  • 「一人一人の市民がこの現状に対してNOということがすごく大事」

とかです。

肯定派苦しいですね。敗色濃厚です。

てゆーか、論点がズレていて、会話が成り立っていません。

千羽鶴論争の争点

この千羽鶴論争は、割とシンプルな内容で、送る側視点で考えるか、貰う側視点で考えるかだけの話です。

送る側は、あくまで善意がもとで折り鶴を折っています。励ますために。

貰う側は、食べる事も身に付けることも出来ないモノなので役に立たない。どうせなら実用性のあるモノをくれって思う。

これだけの話なので、結論は単純で“千羽鶴は無意味”となってしまいます。

状況や送る相手によっては、迷惑と断罪されても仕方ありません。

千羽鶴はやめたほうがいいのか?

ここからは全て私の個人的な考えです。

千羽鶴は、私は日本の素晴らしい文化だと思っています。

決して、無くなって欲しくはない。

ですが、千羽鶴を送るのは、少し限定的な状況に控えた方がいいだろうと思っています。

実用性の全くないものを送る以上、必ず貰う側の立場に立って考える必要があります。

千羽鶴は、それを貰っても困らない、更には喜んでもらえるであろう状況の人(または集団)へのみ、送って良いモノだと思っています。

具体的な例で言うと、ケガや病気で入院や自宅療養している人へ、学校や職場などの面識のある人達が送るとか、広島の平和記念公園や、他にも寺社などの千羽鶴の奉納を受け付けているところへ寄贈するといったぐらいにした方がいい。

お見舞いとして送る場合、貰う側が病院や自宅なんかで衣食住がきちんと整備されていて、病気やケガが治るのを待っているだけであれば、面識のある人たちから送られれば嬉しいだろうと思います。

千羽鶴の奉納を募集している所への寄贈は、小学校なんかの道徳や社会科の授業の一環で子供たちに作ってもらい送るなどは、日本文化や歴史を教える事も含めて良いことだと思います。

他人を想い、自分にできる事で励まそうとする行為は、私は好きです。

繰り返しになりますが、千羽鶴という文化はやめて欲しくありません。

千羽鶴を有効に活用する方法を考えてみた

本稿のここまでの内容だと、日本の誇るべき千羽鶴の文化を“狂気”や“恥ずかしいこと”と言い切るインフルエンザー(注1)どもと同じになるので、どうにかして千羽鶴を有効に活用できないか考えてみました。

稚拙な内容ですが、3つほど紹介してみます。

活用方法①

一つ目は、ありきたりですが赤い羽根共同募金方式にしてみるのはどうでしょうか?

有志で折り鶴を作ってもらって、それを募金してくれた人へお礼として渡す。

束で渡すともらう方も困るので、バラで一つづつ渡すようにすればいいんじゃないかなと。

折り鶴を渡す方法としては、高速のSAや道の駅なんかの人の往来の多い所に設置させてもらって募金してくれた人に持ち帰ってもらう。

そういう場所で募金を構えるのは、個人で設置するのは難しいかもしれないので、自治体や企業が名乗りを上げてくれるのが理想的です。

活用方法②

二つ目の案は、企業が千羽鶴を販売してもいいんじゃないかと思います。

商品にする千羽鶴は、有志が折ったモノを集めて販売する。で、折り鶴の収益は、被害国へ募金する。

これを行う企業は、コンビニやネット通販を手掛けている所なんかが実施してくれると全国規模になって、大きな金額を集められそうな気がします。

コンビニは、各店舗への商品と一緒に千羽鶴を配送して販売する。

ネット通販の会社は、折り鶴単品で販売は難しいかもしれないので、別商品の購入と合わせて折り鶴も任意で購入してもらい、同梱して送付するとかが出来れば輸送コストも抑えられますし、日本全国で募金を集められるんじゃないかと思います。

あくまでボランティアなので、企業側に利益は出ないですし、折り鶴を返礼品にしなくても募金活動はやってると思いますが、今なら話題性があるので、宣伝効果やイメージアップには悪くない手段なんじゃないかと思います。

活用方法③

アイスバケツチャレンジのような感じで、SNSを通じてたくさんの人の意思表示の運動にする。

物資や金銭的な支援にはなりませんが、反戦の意思表示として折り鶴を1羽作って、その写真をツイッターなどのSNSへ投稿する。

これなら誰でも簡単に参加できて、上手くやれば、日本の千羽鶴という文化を世界中へ発信することもできます。

①から③の案は、本記事を書きながらざっと考えただけなので、実現するのは難しいだろうと思いますが、送る側の気持ちを、貰う側に喜んでもらえる形に変換する方法があれば良いなと思います。

否定的な事ばかりの人達に思う事

私のような知識や経験の浅い人間では、この程度の事しか思いつきませんが、もっと博識な人ならより良い千羽鶴の活用案がだせるのではないでしょうか?

千羽鶴を率先して否定している連中は、普段、偉そうに“アレを教える”とか“コレを説明する”とか言って、自分は何でも知り尽くしているみたいな態度で聞く気にならない持論を語っているのだから、千羽鶴でも否定だけじゃなくて、もっと建設的な意見だせよって思います。

バイトしてお金送れじゃなくて。

特に、昨年の夏ぐらいにホームレスを非難して炎上した挙句「おかあちゃ~ん、おかあちゃ~ん」って泣きじゃくってた情けないメンタリストには、お前、全く凝りてないなって呆れました。

この連中が「千羽鶴は、そのままでは無意味だけど、有意義にする方法を教えます」とかって内容でいち早く動画だしたりすれば、少しは好感度が上がる

・・・のかな?

・・・どうなんだろう?・・・分からんな。

まぁ、印象良くなるんじゃね?

知らんけど。

まとめ

千羽鶴は、あまり難しい問題ではなくて送る側ともらう側のどちら側に立って考えるかだけの話だと思ってます。

千羽鶴という文化を知っている日本人同士であっても、立場によってとらえ方が変わるので、外国に向けてやるにはあまり向かないとも思います。

それでも、千羽鶴は他人を思いやる象徴として日本人に深く根付いた文化なので、失われる事無く、今後も残って欲しいなと思っています。

“送るのをやめました”で終わらずに、今後、何かしらの発展を見せてくれるようになればいいなと願って、本稿は終わりにします。

じゃ、そんな感じでノシ

注1)
インフルエンザーは、私が勝手に作った造語です。声ばっかりが大きいだけで、なんの役にも立たない情報どころか、不快感もセットで垂れ流してる連中を表しています。それでも一定数の信者がいることから、悪性の感染症のような人間なのでインフルエンザーと名付けて呼んでます。influence(影響)を語源としたインフルエンサーとは異なる言葉です。自覚していますが、ネーミングのセンスは良くない。

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